TOPICS協議会光無線LINK集LibraryQandA
June 15, 2001
屋外光無線通信システム導入ガイドライン-付録
◆   目    次   ◆
まえがき 第1章  屋外光無線の概要 第2章  伝送品質
第3章  機械インターフェイス 第4章  電気インターフェイス 第5章  仕様表現

付録: IEC60825 Part12

Safety of Space Optical Communication System using Directed Beams からの抜粋

5  ユーザーと運用者へのガイダンス

5.1 一般的な議論

5.1.1項における一般的な実行内容は光無線装置の取り扱い、設置に関して大切なことである。また5.1.2項にあることは適切に応用するべきである。

5.1.1 一般的な実行内容

光軸調整: クラス1M、クラス2Mのレベルで行う。
保守: 裏付けのある指示に従って行う。
清掃: レーザー光を止めるなどして、裏付けのある指示に従って行う。
改装: 許された内容以外の改装をしてはならない。
ラベルの損傷: レーザーの安全に関するラベルの損傷、紛失はしかるべき人に報告する。
鍵の管理: 鍵のついた装置に関して、鍵の管理はマネージメント層を含めて厳重に行うこと。
試験: 裏付けのある試験装置(例:光パワーメータ)
表示: 保守などの際は、一時的な警告の表示を行う
光ファイバ: 装置に光ファイバを使う場合は、IEC60825-2の規格に従うこと。

5.1.2 クラス1M、2M、3R、3B、4についての付加的な実行内容

もし、システムの制御が不可能になった場合は下記の内容に従うこと。

a) 5.1.1項の遵守。
b) 訓練を受けた人のみが装置の空間ビームに触れること。
c) 肉眼で、あるいは性能保証のない光学系でレーザー光を見ないこと。また、レーザー光を人に向けないこと。
d) 性能保証のあるフィルタ、減衰器付き観察器を使うこと。
e) 性能保証のある減衰器付きの観察器、光軸調整器を使うこと。
f) 光軸調整、試験はパワーを下げて、クラス1、またはクラス2で行うこと。
g) クラス3B、4の光に曝される場合がないようにすること。

5.2 訓練

クラス1以上の光無線装置に関する仕事をする人は適切な光安全に関する訓練を受け、上記の実行内容を読み、理解すること。

訓練の内容は少なくても下記を含むこと。

a) 光無線装置の背景情報。
b) レーザーのクラス分けに関する安全情報。
c) 光無線装置を安全に使うためのガイダンス。
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