JPC関西定例講演会 光で見る・光で計る -光技術応用産業の発展を目指して-開催結果の報告

概要

2月26日に開催したJPC関西定例講演会の開催報告です。今回は、“光で見る・光で計る“に焦点を当ててみました。 紫外線から赤外線、あるいはマイクロ波にまでまたがる光の本質をうまく利用して、エレクトロニクス、情報処理、精密機械などとマッチングすることにより、これまで肉眼では測定不可能であったさまざまな物体の形や大きさ、さらには性質までも測定することができます。光を使う利点は、「小さなものから大きなものまで」、「触れずに」、「安全に」、などが挙げられます。
今回の講演会では、どの様な光を、どの様な原理で、どの様に応用されているかについて掘り下げ、光技術応用産業の発展に繋がることを期待して開催しました。 プログラムを抜粋して以下に記載します(詳細は割愛)。

場所

マイドームおおさか 8F第3会議室

プログラム

挨拶
・主催者;春名 正光(JPC関西顧問、大阪大学名誉教授)
・共催者;前田 浩文(近畿経済産業局地域経済部次世代産業課長)

基調講演
・講師;菊田 久雄(大阪府立大学大学院工学研究科機械系専攻教授)
・演題;光計測技術の最新動向とレーザー光源への期待!― 光計測産業の発展を目指して ―

講演
・講師;島田 義則(レーザー技術総合研究所 主任研究員)
・演題;コンクリート内部の見えない欠陥を検査! レーザーを用いた欠陥診断システム

講演
・講師;荒木 和成(日本カンタムデザイン株式会社)
・演題;ナノ粒子解析に革命! ナノ粒子を可視化する粒子トラッキング計測法

特別講演
・講師;橋本 雅文(同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科教授)
・演題;移動体に死角なし! レーザーレーダーによるスマート・モビリティ社会

懇親会
・サロン室にて
・講師全員、参加者の大部分が参加し意見交換&情報交換

今回は、講演に対する質疑応答が大変活発で、時間不足となりましたが、その続きはサロン会議室に場所を変えて、懇親会の場で十分意見交換していただけたものと思います。
最後に、参加いただいた方々のアンケート集約結果を速報します。タイムリーで最先端、話題性の高いテーマとの評価をいただきましたが、テーマを絞り込むべき、レーザーに求める点を具体的に、などのご指摘もありました。また、配布資料(A4版1枚)については賛否両論のご意見をいただきました。これらの貴重なご意見を参考にさせていただき、今後の取組みに反映させて参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。

<参考資料>
(2)参加者

JPC関係の会員 ※ 一般参加者 講師・来賓など 参加者 合計
参加者 15 13 15 43

※;JPC関西、ABPI研及びJPCの会員

(2)写真集(添付のPDFをご参照ください。)
主催者挨拶;春名 正光 氏  来賓挨拶;前田 浩文 氏
基調講演講師;菊田 久雄 氏   特別講演;橋本 雅文 氏
講演;島田 義則 氏   講演;荒木 和成 氏
講演会風景  懇親会風景

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