■ 可能性への限りないチャレンジ
スタンレー電気株式会社は1920年(大正9年)、創業者・北野隆春によって創立されました。国内の自動車保有台数がわずか8,000台足らずで、しかもその総てが輸入車の時代に自動車電球の製造・販売を開始するという、チャレンジ精神溢れるスタートでした。
社名の「スタンレー」は、当社の創業精神に通じる"先見性"と"勇気ある決断・行動力"をもって、19世紀後半、アフリカ大陸に偉大な足跡を残した探検家、ヘンリー・モルトン・スタンレー卿の名前に由来しています。
2000年には、世界中のスタンレーグループで共有する基本的な価値観として、「光に勝つ」をスピリットとする「スタンレーグループビジョン」を制定しました。
私たちは、このビジョンのもとで、光の可能性と「ものづくり」を徹底的に究め、真に必要とされる価値を創造することで、広く社会に貢献します。 |
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「技術研究所」 |
■ 常にトレンドをリードする自動車照明製品
当社発展の基盤とも言える自動車用照明製品の分野においては、常に業界をリードし、信頼性の高い製品を開発・提供し、安全で豊かなカーライフの発展に貢献しています。
ヘッドランプでは、次世代ヘッドランプ用光源として注目を集めているHIDランプの研究開発にいち早く取り組み、その成果が、国産自動車初の採用へと結びつきました。また、独自の光学設計技術とシミュレーション技術を駆使し、世界で初めてリフレクター(反射鏡)そのものに"配光機能"を持たせた「MR(マルチリフレクター)ヘッドランプ」や「自由曲面リフレクターヘッドランプ」は、カーデザインの可能性に大きな広がりを与え、今日のトレンドの先駈けとなっています。
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さらにスタンレーは、超高輝度発光ダイオード(LED)の自動車照明用光源としての可能性に早くから着目。後続車からの追突防止に優れた効果を上げる「LEDハイマウントストップランプ」を世界で初めて実用化するとともに、「LEDリアコンビネーションランプ」の実用化にも成功しました。 |
「世界初!!高さ30mmを実現したラインビームヘッドドランプ」 |
■ マルチメディアの可能性を担う電子機器製品
電子機器分野では、70年に東北大学・西澤潤一教授(当時)の協力を得て発光ダイオード(LED)の開発に着手し、76年には赤色LEDで当時世界最高輝度(60mcd)を達成。以来スタンレーの超高輝度LEDは、常に世界最高水準の輝度を誇るとともに、蓄積した製品開発力、生産技術力により、情報通信機器、OA機器、家電製品など、幅広い分野に採用されています。
特に携帯電話をはじめとする移動体通信機器の普及にともなって需要が増大する「チップタイプLED」の分野では、その品質に対し、お客様から高い評価をいただいています。また、可視光LEDで培った技術を活かして開発された赤外LEDの分野では、マルチメディアにおける光データ通信の可能性を見据え、さまざまな用途に対応可能な高速・高出力の発光・受光素子をラインアップしています。
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スタンレーはさらに、LCD、CFL、CFL面光源、超小形電球などの光源とその応用製品を豊富にそろえ、『光とエレクトロニクスの総合メーカー』として、マルチメディア時代の多様化するニーズにフレキシブルに対応しています。 |
「高速・高出力を実現!! 赤外SLD」 |
このように当社は、「光とエレクトロニクスの可能性」を追求することで新たな価値の創造を続け、光の新世界をめざした挑戦を続けてまいります。 |
スタンレー電気株式会社 研究開発センター
古川 芳毅
ススタンレー電気株式会社 URL: http://www.stanley.co.jp