光無線通信システム推進協議会は、今後の情報通信分野において光無線が果たすべき役割を多角的に検討し、その標準化および普及促進を図るべく、平成7年より活動を行なっております。詳細は協議会ホームページをご参照ください。
光無線システムは、電磁ノイズに強く、高いセキュリティを確保できるメリットがあるほか、高速・広帯域(〜GHz)の伝送路を経済的にかつ短期に実現できる特徴を持っており、既に、旧郵政省本省におけるLANシステムの一部、電磁ノイズに敏感な病院、学校インターネットならびに地方自治体の公共ネットワーク等、多数の稼動実績を有しております。
さて、今回の「地域公共ネットワークに係る標準仕様(案)」では、地域公共ネットワークを整備する際、参考となる情報・基準等を標準的仕様として策定したとされており、有線系ならびに無線系が網羅されています。
しかしながら、無線系の中に光無線に関する記述が全くなく、しかも、地域公共ネットワーク基盤施設整備事業の補助金交付の受理要件として当標準仕様を基に別途策定すると言明されていることは、光無線システムだけを不当に差別しているものであると言わざるを得ません。
つきましては、当仕様書(案)において、光無線についても他の有線および電波無線系と同等に扱っていただきたいと考え、ここに光無線システムの公平な位置付けをお願いするものであります。
なお、光無線システムを当仕様(案)上で差別なく平等に扱っていただくためには追加・加筆する箇所が多く発生するものと予想されるため、必要に応じて当協議会会員が最大限協力させていただく体制にあることを申し添えます。