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02/24/2003
TOPICS-03003

質問にお答えしました
<光無線通信のセキュリティについて>

Question

光無線の導入を検討しているのですが、ICSAのHPにてセキュリティのことを調べたところ、疑問が解決しきれなかったので、メールしました。

HPによると、漏洩が少ないからセキュリティが高い、とかかれていました。電波無線の場合、電波が漏洩しても、「一応」、セキュリティを高めるために、ESS−IDや暗号化、MACアドレスなどによる識別を行っています。 光無線の場合、このような事は行なっているのですか?

Answer

光無線通信におけるセキュリティは、大別して2つの考え方があります。

1つは、(電波を使用する)無線LANと同様に、光無線LANに用いられる方法です。

これは、電波の場合にESS−IDやMACアドレスを使用するのと同じ方法です。WEP等も同様です。光無線LANのシステムも、イーサネット・インターフェースで端末機器等と接続され、空間における媒体の違いと、その媒体変換の違い(送受信部と送受光部)以外では、制御アルゴリズム等は同様ですので、セキュリティ手法は同様に使用できます。光無線は、さらに空間における「傍受」や「なりすまし」に対しての耐性が増すとの考えです。

2点目は、長距離区間で100M〜1000Mbpsの高速伝送を行い、屋外のポイント・ツー・ポイントの通信のシステムに適用される方法です。

この場合は、直接空間で傍受することが困難であるため、光ファイバー通信や有線伝送路または電波の特定システムのような方法が使用されます。変調といわれる信号加工にて秘匿性が得られることや、連続で送信される信号への一般的な暗号化方法(ビット・スクランブル)が採用されます。


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