サイトマップ協議会光無線LINK集LibraryQandA
03/07/2003
TOPICS-03005-1

<光無線(FSO)のアンケート調査結果:中距離大容量>
意見および質問に関する回答
  • 機器の設置や運用上の条件としてみたすべき事項があるのか
特別な資格や技術は不要ですが、設置については専門の工事業者に依頼することが推奨されます。
  • 地震等により照射角がずれた場合自動補正を行う仕様
光の放射角度を広めに設定して通常の地震や震動によるずれを許容するつもりです。現在使われている装置も通常地震の強い振動時は光軸が外れますが、揺れが収まった後は正常に動作しています。
  • 信頼性はどれくらいあるのか
稼働率99.99%を目標に仕様検討を行なう予定です。
(近距離用装置の信頼性に関する質問への回答を参照下さい。)
  • 光軸経年変化、建設、保守面は?光源/受光器レンズ面の清掃頻度は
経年変化を考慮して光の放射角を広めに設定する予定でいますので、固定をしっかりしておけば光軸の経年変化に対応できると考えます。保守やレンズ面の清掃頻度は設置環境、使用距離にもよりますが、通常の屋外使用では年1〜2回程度以下のチェックを行なえば十分です。(近距離用装置に関する質問への回答を参照)
  • 直接中継用に仕様する場合、光ファイバー直後の通信IFが望ましい
  • リピーターがほしい。60V稼動モデルを望む
通信IFや電源等に関しては、光ファイバも含めて最も普及が予想されるものを選択して、仕様検討を行い標準的なものを設定することになります。それ以外のオプション的な対応については個別に製造メーカーとの相談になると思います。
  • 長距離型については安全性について現行の設置個所の制約では不十分でありより厳格な方針が必要と考える。
仕様検討にあたりIEC60825等の安全規格を基準に検討を行ないます。
基本的には安全であるとされるクラス1Mを目標とします。
  • 1km〜2km/100Mbpsは検討されないのか
現在、短距離型(〜100m)の仕様検討をほぼ終了し、中距離型(〜500m)の検討を開始したところです。低コスト化と高信頼性の両立ならびに需要数量を考慮すると、それ以上の距離の装置に関するプライオリティーは下になりますが、需要が多いと予測された場合には検討を行なう必要が出てくるかと考えております。
  • 1対1だけでなく、1対Nも必要
中距離用で想定される用途から考えて、1対N接続が必要となった場合でも、N数はさほど多くないと思われます。また、光の場合稠密設置も可能ですので、N対の1対1装置を使用することで対応可能と考えますし、コスト的にも安いと思われます。
  • 770MHz双方向CATV中距離伝送用(P-P)の40GHz無線伝送システムのフィールドトライアル(総務省/CATV技術協会)、両者の棲み分けについて要検討
  • 安価、小型、高信頼性を希望。CATV信号が伝送できるものの検討をお願いします
  • 推定MTBF、保守の考え方が不明
(近距離用装置に関する質問への回答を参照)

Home
ご意見・お問い合わせはこちらへ   icsa@arib.or.jp
このホームページの著作権は、光無線通信システム推進協議会に属します。無断転用・転載を禁止します。
 
光無線通信システム推進協議会
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1−4−1  日土地ビル  14F
TEL:03-5510-8596    FAX:03-3592-1103