当記事は、財団法人光産業技術振興協会(OITDA)のご好意によって掲載の許可をいただいたものであり、同協会のホームページならびに機関誌「オプトニューズ」に掲載されています。
搬送波として光を用い、これを空間に放射して行なう光ワイヤレス通信は、その利点が長い間唱えられながら、最近までその実現形態はごく萌芽的な応用に留まっていました。近年の情報通信技術の進歩、通信需要の急激な増大、情報環境の進展に伴なって自由度の大きい光ワイヤレス通信の実現に対する要求が強まっています。
(財)光産業技術振興協会では、新規事業の創造に係わるフィージビリティ調査の一環として2001年度から「光ワイヤレス通信技術調査委員会」を設置して、同技術を支える基礎技術とその広い応用範囲を網羅的に調査いたしました。2002年度までの活動で数多くの調査結果と新たな知見が得られ、委員会としての提言を纏めて終了することが出来ました。これらの内容は、関連各機関における基本プランや開発計画の策定に大いに資すると思われるため、その概要を紹介いたします。
■屋外光無線通信と衛星間光通信の動向
通信総合研究所: 有本 好徳 氏
■IrDAにおける赤外線データ通信の動向 (その2)
早稲田大学: 松本 充司 氏
出典: OITDA 「オプトニューズ」 No.5 2003 通巻137号