TOPICS協議会光無線LINK集LibraryQandA
09/25/2006
目次
ICSA安全ガイドライン-簡易版

3  装置のクラス分け(続き)

3.2  時間基準

適用する時間基準は100秒。

3.3  クラス分け手順

光無線装置のクラス分け手順の概要は次のようになる。

@ 測定結果に基づく、波長λの設定
A 測定結果に基づく、視角αの設定
B 時間基準の設定
C 波長λ<1400nmであれば、補正係数T2、C4、C6、C7を算出
D 繰返しパルス又は変調レーザに対するAELを算出
  a) 単一パルスに対するAELを算出
  b) 平均露光に対するAELを算出
  c) 複数パルスに対するAELを算出
E Da)〜c)の中で最も厳しいAELと出力パワーの測定値を比較
F 適切なクラスへの割り当て

3.4 発光波長λの測定

発光波長の測定は、市販の光スペクトラム・アナライザ、もしくは波長計を使用する。

3.5 視角αの測定

視角αを測定する。視角とは、ある空間点から光源を見るとき、その光源が、その点(眼)に対して張る角度を指す。

3.6 パラメータの決定

パラメータT2、C4、C6、C7を算出する。
   C4およびC7は、波長λで決定される。
   T2およびC6は、波長λと視角αで決定される。

(1)T2(視角依存時間)の算出
α<1.5 [mrad] の場合 :T2=10 [sec]
α>100 [mrad] の場合 :T2=100 [sec]
それ以外の場合 :T2=10×10[(α−αmin)/98.5] [sec]
(2)C4(赤外域波長依存係数)の算出
700〜1050 [nm] の場合 :C4=100.002(λ−700)
1050〜1400[nm] の場合 :C4=5
(3)C6(分散光源緩和係数)の算出  ※波長400〜1400nmの範囲で適用される。
α<1.5 [mrad] の場合 :C6=1
α>100 [mrad] の場合 :C6=66.7
それ以外の場合 :C6=α/αmin
(4)
700〜1150 [nm] の場合 :C7=1
1150〜1200 [nm]の場合 :C7=100.018(λ-1150)
1200〜1400 [nm]の場合 :C7=8

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