TOPICS協議会光無線LINK集LibraryQandA
09/25/2006
目次
ICSA安全ガイドライン-簡易版

5  運用

(1)運用組織に要求される責任項目

運用組織は安全に対して最終的な責任がある。これには特に次の事項を含む。

a) NHZおよびNHZ-Aidedのすべての部分と、設置場所の区域分類を決定する。
b) クラス分けと被ばくレベル、および設置場所が要件を満たしていること。
c) 設置とサービスが各要件を満たす能力を持った組織によってのみ実行されていること。
d) 制限区域や管理区域の表示が、安全性を考慮して適切に示されていること。
e) 運用、設置、サービスそして安全の要件が満たされていること。
f) クラス3Bまたは4の機器が設置してある管理区域では、レーザ安全管理者を選任する。レーザ安全管理者は、管理区域内のレーザの危険管理策を定め、それを実施する責任を負うこと。
g) APRシステムなしでクラス3Bまたは4となるような光無線通信装置において、APRシステムが故障したという通知を受けた場合、故障状態の修理は2次的な障害を容易に防ぐことができる時間帯に行うこと。

(2)運用組織が実施すべき項目

a) 設置されている区域が、当初から規定された区域として維持されていることを確認する。
b) 設置区域に変更があった場合、速やかに変更された区域に適合するように対処する。
c) 警告ラベルの維持、点検を実施する。
d) 安全予防策を立案し、実施する。

(3)レーザ安全管理者の職責

a) リモートインターロックコネクタの正しい使用
b) かぎ(鍵)による制御
c) 警告標識の掲示
d) ビーム光路の評価と安全確保
e) 鏡面反射光の評価と安全確保
f) 目の保護具の整備と使用
g) 作業者の訓練
@ システム運転手順の習熟
A 危険防御手順、警告標識などの正しい理解
B 人体保護の必要性の理解
C 事故報告手順の習熟
D 目及び皮膚に対するレーザの生体効果の理解

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