JPC関西特別講演会 国の成長戦略を支える最先端フォトニクス 開催結果の報告

概要

平成28年度から5年間の“国の科学技術基本計画”が内閣府より発表されていますが、その中で「世界に先駆けた超スマート社会の実現(Society5.0)」が大きく取り上げられています。その基盤技術の1つが“光・量子”であり、革新的な計測技術や表示照明技術、情報・エネルギー伝達技術、加工技術、様々なコンポーネントの高度化によりシステムの差別化に繋がる分野で、JPC関西が得意とするフォトニクスであります。 大変革時代をリードする講師陣と共に参加者の皆様方と、超スマート社会におけるロボット・IoTなどに関わる新たなフォトニクス産業の方向性を探る目的で開催しました。

プログラムを抜粋して以下に記載します(詳細は割愛)。

場所

マイドームおおさか 8F第3会議室

主催

中井 貞雄(JPC関西支部長、大阪大学名誉教授)

プログラム

【基調講演;関西におけるロボット・IoTの現状と取り組み】
講師:森下剛志(近畿経済産業局 次世代産業課長)

【特別講演;IoT時代の物作りを支援するレーザー技術】
講師:吉村 政志(大阪大学 レーザーエネルギー学研究センター 教授)

【講演;レーザー3D計測技術を用いた自律移動するロボットの環境認識】
講師:嶋地 直広(北陽電機株式会社)

【講演;レーザー投射機能搭載“ロボホン】
講師:金田 淳(シャープ株式会社)

【講演;ウェアラブルコミュニケーター(WCc)の光学技術と物流ソリューションへの応用】
講師:金野 賢治(コニカミノルタ株式会社)

【特別講演;スマート社会におけるおもてなし ~光環境と美しさ、美味しさ~】
講師:奥田 紫乃(同志社女子大学 生活科学部人間生活学科 准教授)

懇親会
レストラン マイドームおおさか

国の成長戦略の概要を把握するチャンスと考え、近畿経済産業局の基調講演以下、大変興味深い講演でした。関西地域には、ロボット・IoT分野に関係する産業が多く、今後の展開が期待されています。そこで、JPC関西はこれを機会に「ロボットフォトニクス産業化研究会」の立ち上げを目指すことを表明しましたので、今後の活動に注目ください。
なお、懇親会では熱気ある意見交換に加えて、講師の方々から実物をデモしていただき、技術や用途に関して理解を深めることが出来ました。急遽デモいただいた講師の方々に感謝申し上げます。

参加者

JPC関係
の会員 ※
一般参加者 講師・来賓など 事務局 合計
参加者 12 20 12 52
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