ヘルスケアフォトニクスのビジネス展開を探る

概要

世界規模で進む高齢化の進展で世界の健康~医療機器市場は,今後ますます拡大することが見込まれています。
一方我が国は、自動車産業や電機産業を中心にモノづくりに必要な素材・部品・装置といった中間財産業、ものづくり基盤を担う中小企業等、幅広い関連企業が集積しており、我が国の製造業の最大の強みであります。
健康~医療機器に必要な技術は、まさにこれらのモノづくり技術の組み合わせであり、我が国は健康~医療機器分野で成長するための大きなポテンシャルを待っています。

日本フォトニクス協議会JPC関西は、医療・看護・介護・健康分野で新たなビジネスを考えておられる方々を対象に、本セミナーを開催いたしました。

第1講座では、最新技術動向やフォトニクス技術導入の期待など、ヘルスケアフォトニクスの概要を分かりやすく解説いただきました。
その後、第2講座では、現場の立場から医療・看護の課題や取組について、第3講座のラマン分光法による病態研究や歩行障害を改善するスマートグラスなど具体事例の紹介がありました。

また、各講座での質疑応答に加え、休憩時間を利用しての名刺交換や意見交換も活発に行われ、医療・看護・介護・健康分野でのフォトニクス産業の期待やビジネス機会などが少し見えてきたのではないでしょうか。

なお、本セミナーのご好評を受けまして、来年度に第2回目を開催する予定ですので、ご期待ください。

日時

2017年11月27日(月)13時~17時

場所

グランフロントVisLab OSAKA

プログラム

挨拶

主催者;春名 正光(JPC関西顧問、大阪大学名誉教授)

講演

【第1講座】健康・介護・看護・医療分野における最新技術動向とフォトニクスへの期待
 講師:山田 憲嗣(大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座教授)

【第2講座】看護・医療分野における現場目線での課題から技術ニーズを掘り起こす
 講師:高橋 弘枝(大阪府看護協会会長)

【第3講座】神経内科疾患の病態・治療研究を対象にした最新フォトニクスの応用
 講師:長島 優(東京大学大学院理学系研究科フォトンサイエンス研究機構特任研究員)

名刺交換会

写真集

  • JPC関西主催者挨拶;春名正光顧問
  • 大阪大学;山田憲嗣教授
  • 大阪府看護協会;高橋弘枝会長
  • 東京大学;長島優研究員
  • セミナー風景
  • セミナー風景
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