経済産業省 平成29年度地域中核企業創出・支援事業 特別セミナー (開催結果報告)

「ロボットフォトニクス産業の創出への期待」

概要

経済産業省 平成29年度地域中核企業創出・支援事業 特別セミナー
「ロボットフォトニクス産業の創出への期待」 (開催結果報告)


経済産業省の「平成29年度地域中核企業創出・支援事業」の特別セミナーとして、「ロボットフォトニクス産業の創出への期待」が開催されました。
経済産業省近畿経済産業局と公益財団法人レーザー技術総合研究所の共同主催で開催されたもので、特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会関西(JPC関西)が協賛しました。
開催結果について、以下に報告します。

【開催趣旨】
全国の社会インフラの多くは、急速な⽼朽化が進む状態が今後数⼗年にわたって続くことが避けられません。そのため、全国でインフラ点検を計画的、且つ効率的に進め、必要な処置を急ぐことが求められています。しかし、現在のインフラ点検は、⽬視検査や打⾳検査が主で、⼈間の五感に頼っているため、熟練点検員の減少による⼈員不⾜、早急な新たな⼈材育成の必要性など、⼤きな課題が⽣じています。
⼀⽅、先の東⽇本⼤震災を受けて2013年に国⼟強靭化基本法が公布、施⾏されたことを⽪切りに、官⺠でのインフラの維持管理の効率化や⾼度化のための技術開発が推進されています。これら技術開発の中⼼としてロボット技術への注⽬が⾼まっており、社会インフラ⽤⾃律型ロボットの開発が急務となっています。ロボットの自律化には画像処理システム技術を基本とする⾼度なロボットビジョン技術(ロボットフォトニクス技術)が極めて重要となります。
フォトニクス産業は多くの技術分野に関係しており、ロボットフォトニクス産業創出のためには様々な企業による協業ネットワークが求められます。「ロボットフォトニクス産業の創出」(経済産業省近畿経済産業局の委託事業)プロジェクトでは、まずビルなどの建造物を代表とする社会インフラ検査における企業ネットワーク「関⻄連携モデル」を確⽴すべく取り組んでいます。将来的にはインフラ検査に限らず、さらに他の分野、介護・福祉、農業などへの展開を⽬指しております。
本セミナーは、ロボット技術とフォトニクス技術を繋げる場の提供を通して、新たなロボットフォトニクス産業の創出を⽬的として開催されたものです。
詳細は割愛しますが、多数の参加のもと活発な質疑応答が交わされ、「ロボットフォトニクス産業創出事業」に対する期待の高さが示されたセミナーとなりました。


以下PDFをご参照ください。

日時

2018年2月1日(木)

場所

千⾥ライフサイエンスセンターサイエンスホール(5F)

主催

・経済産業省近畿経済産業局 ・公益財団法人レーザー技術総合研究所

プログラム

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