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June 15, 2001
屋外光無線通信システム導入ガイドライン
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まえがき 第1章  屋外光無線の概要 第2章  伝送品質
第3章  機械インターフェイス 第4章  電気インターフェイス 第5章  仕様表現

4.2 屋外光伝送装置の配線構成

屋外光伝送装置と屋内の通信設備との接続構成、電源接続構成に関して記述する。
以下の例では、LAN設備との接続として記述する。

4.2.1 配線構成例

通常、屋外光伝送装置と屋内の通信設置を接続するケーブルは、1本のケーブルではなく、保守性を考えて、配線ボックス経由で複数のケーブルに分けて配線する。

図 4-4 配線構成例
以下では、各々の個所における留意点を記述する。

4.2.2 配線構成の留意点  (図4-4 配線構成例を参照)

(1) 屋外光伝送装置、屋内通信設備と配線ボックスとの配線ケーブル(注1)

屋外光伝送装置、屋内通信設備と近傍の配線ボックスとのケーブルは短く(又は整理)し、通行等によって切断されないようにする必要がある。なお、配線ボックス内でのケーブル接続は、はんだ付け・融着等の固定的な方式ではなく、ケーブル断時に容易に交換できるコネクタ接続とする必要がある。

(2) 屋内引き込み配線ボックス(注2)

屋外から屋内に引き込みを行う個所(配線ボックス等)においては、信号ケーブル、電源ケーブルの落雷対策を講じておく必要がある。

(3) 電源設備

電源設備は、落雷対策と共に、漏電対策が講じられていることを確認しておく必要がある。

その他、配線に関連する留意点を下記に記述する。

@ ケーブル・配管には、難燃性のものを使用する。
A 部屋・階をまたぐ場合、防火壁を設ける。
B 屋外設置の配線ボックスは、防塵・防水対策を設ける。
C 装置のフレーム・アースを取る。
接地抵抗は、10Ω以下とすべきである。
D 信号線の対接地絶縁抵抗は、1MΩ以上とすべきである。

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