以下では、各々の個所における留意点を記述する。
4.2.2 配線構成の留意点 (図4-4 配線構成例を参照)
(1) 屋外光伝送装置、屋内通信設備と配線ボックスとの配線ケーブル(注1)
屋外光伝送装置、屋内通信設備と近傍の配線ボックスとのケーブルは短く(又は整理)し、通行等によって切断されないようにする必要がある。なお、配線ボックス内でのケーブル接続は、はんだ付け・融着等の固定的な方式ではなく、ケーブル断時に容易に交換できるコネクタ接続とする必要がある。
(2) 屋内引き込み配線ボックス(注2)
屋外から屋内に引き込みを行う個所(配線ボックス等)においては、信号ケーブル、電源ケーブルの落雷対策を講じておく必要がある。
(3) 電源設備
電源設備は、落雷対策と共に、漏電対策が講じられていることを確認しておく必要がある。
その他、配線に関連する留意点を下記に記述する。
@ |
ケーブル・配管には、難燃性のものを使用する。 |
A |
部屋・階をまたぐ場合、防火壁を設ける。 |
B |
屋外設置の配線ボックスは、防塵・防水対策を設ける。 |
C |
装置のフレーム・アースを取る。
接地抵抗は、10Ω以下とすべきである。 |
D |
信号線の対接地絶縁抵抗は、1MΩ以上とすべきである。 |