JPC設立10周年記念講演会&祝賀会 開催報告

 2020年1月28日(火)に東京理科大学の森戸記念館(飯田橋)において日本フォトニクス協議会の設立10周年記念イベントが開催されました。
 記念特別講演会では東京理科大学の前学長、藤嶋昭先生(東京理科大学栄誉教授)から「光触媒の最新研究状況」と題して、藤嶋先生が53年前、東京大学の大学院生だった時に酸化チタンを使って光触媒を発見された時の裏話から光触媒の最新情報について分かりやすくご講演いただいた。
 次に荒川泰彦先生(東京大学特任教授)から「量子ドットレーザーの今後の展開」についてのご講演があった。これからの時代は量子の時代と言われているが、量子ドットレーザーの研究から製品化まで、長年にわたり我が国のトップランナーとしてナノ量子の分野を牽引してこられた荒川先生の貴重なご経験談をお話頂いた。
 最後のご講演は谷田貝豊彦先生(宇都宮大学特任教授)に「シングルレンズ顕微鏡 ―レーヴェンフックからiPhoneまで―」についてご講演いただいた。オランダの黄金時代17世紀に発展したカメラオブスキュラにまつわる単レンズの歴史的なお話から、現在のiPhoneのカメラレンズまで幅広い事例をご紹介頂いた。
 会場は最後まで熱気にあふれ、記念講演会の終了後神楽坂のアグネスホテルに場所を移し、賑やかに10周年記念祝賀会を行いました。

JPC10年のあゆみ

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