TOPICS協議会光無線LINK集LibraryQandA
03/11/2005
屋外光無線通信システム導入ガイドライン-コンパクト版
  はじめに   
第1章 屋外光無線の概要 第2章 利用事例 第3章 伝送品質 第4章 設置
第5章 インタフェース 第6章 レーザ・LEDの安全 補足 I カタログ仕様 補足II 推奨MIB

補足資料 II: 推奨MIB

[推奨MIB]

光無線装置が多数運用される状況では、その動作状態の把握がネットワーク管理者にとって必要であり、特に屋外に設置される機器では、リモートサイトからの監視が不可欠となる。また、複数ベンダーの機器を管理する場合、共通した監視手法での管理が望ましい。ICSAでは、光無線装置の監視をSNMPで行ない、共通した管理項目を各ベンダーが提供できるように、推奨MIBの検討を行なった。

(1) MIB-tree 構成

本来、他の情報関連機器と同様に共通のMIB2として登録されることが望まれるが、当面は各ベンダーのプライベートMIBとして扱われたい。

(2) MIB項目

光無線装置共通MIB項目
    名  称 内  容 判  定
装置本体  Main Power Supply Voltage 主電源状態判定 OK/Warning/NG
Version Information Read-only  
送信 Light Emitting Status 発光素子動作状況判定
(モニタ対象は限定しない)
OK/Warning/NG
受信 Received Signal Level 受信光量の判定
(数値情報も戻すことを推奨)
OK/Warning/NG
NWインタフェース  NW Port Link NWとのリンク判定
(NW側機器からの信号の有無)
UP(OK)/DOWN(NG)
Interface Information Read-only
(物理的インターフェース情報))
(ネゴシエーション等の設定も記述)
 

各社独自MIB項目
  名  称 内  容 判  定
装置本体  Internal Head Temperature ヘッド内部温度判定(単純なアラーム判定も含む) 数値(℃)
Cover Open/Close Information 筐体カバー開閉判定 CLOSE(OK)/OPEN(NG)
送信  Light Emitter Control 発光素子の制御状態

モニタ項目、情報形式は任意(例えば、発光素子の温度制御や電流制御状態を示す)
OK/Warning/NG

数値情報
Light Emitte Monitoringinformation Read-only(発光素子の監視に関する情報テーブル)  
追尾 Tracking Information 追尾状態表示
(追尾停止状態については任意)
lock/unlock/manual
(manual:追尾機能off)
Optical Axis MisalignmentNotice 光軸補正の有効範囲状態
(光軸と装置の向きずれを示す)
OK/Warning/NG
NWインタフェース Tx Port Connection Status Txポートの接続状態(判定) FULL/HALF
Tx Port Collision Status Txポートのコリジョン状況(判定) COLLISION/NORMAL
Fx Port In/Out Level Fxポートの受信・送信の光強度
(単純なアラーム判定も含む)
数値情報 or OK/NG
履歴 Operation Time History 稼働時間、運用時間の累計
(発光素子の動作時間及び装置の設置からの経過時間等、情報テーブルで意味を定義)
数値[ddmmhh]
History Information Read-only
(履歴情報の定義を記述するテーブル)
 
エラー状況 CRC Error Occurrence Status    
Other Error Status     
Noise/Disturbance Status    
Error Reception Status from Tx Port    
Link terminal Numbers 現在本機と接続可能な装置数  
Throughput 現在の稼動状態での実効的な通信速度 数値[bps]

(3) TRAP処理

基本的に、共通MIBでの異常発生/回復はTRAPを送信。TRAPの生成に関しては各ベンダー仕様による。


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